ほての接骨院の活動日記
【陸上選手必見】長引く「肉離れ」…原因と正しい対処法・復帰への道のり
2026.07.27
陸上競技、特に短距離走において最も発生しやすいケガといえば「肉離れ」です。 当院にも多くの学生アスリートや市民ランナーの方が、肉離れの痛みや再発の不安を抱えて来院されます。
今回は、スポーツ医学の知見をもとに、肉離れの正しい理解と、早期復帰・再発予防のためのポイントをわかりやすく解説します。
肉離れはどれくらい多い? 発生しやすい部位は?
陸上競技の大会中に起こるケガの中で、肉離れは最も多い外傷(全体の約3〜4割)を占めます。男女別に見ると、男性の方が女性よりも約1.7倍も発生リスクが高いというデータがあります。
発生部位として圧倒的に多いのは、太ももの裏側(ハムストリングス)で全体の約半数(49.3%)を占めます。次いでふくらはぎ(下腿)に多く見られます。瞬発系の種目では太ももに、持久系の種目ではふくらはぎに発生しやすい傾向があります。
「ただの筋違い」と侮らないで! 3つの重症度
肉離れは、筋肉の損傷具合によって大きく3つの段階(I型〜III型)に分けられ、それぞれ復帰までの期間が全く異なります。
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I型(軽症): 筋肉や腱の周りに出血が見られる程度。1〜2週間でスポーツ復帰が可能です。
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II型(中等症): 筋膜や腱膜に部分的な断裂が見られる状態[cite: 1]。復帰には平均6週間程度かかります。
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III型(重症): 腱の付着部が完全に断裂している状態。
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復帰には数ヶ月以上を要し、場合によっては手術が必要になることもあります。
⚠️ 自己判断の危険性
「痛みが引いたから」とII型の状態で数週間で全力ダッシュをしてしまうと、高確率で再発します。当院では徒手検査などを活用し、組織の修復状況を確認しながら復帰時期を見極めます。
ケガをした直後の正しい対処法(RICE処置)
受傷直後は、患部の内出血や腫れを最小限に抑えるための「RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)」が基本です。
ただし、ハムストリングス(太もも裏)の肉離れの場合、足を高く挙げる(挙上)際に注意が必要です。
仰向けで膝を伸ばしたまま足を高く上げると、かえって痛めた筋肉を引っ張って(ストレッチして)しまいます。
うつ伏せの状態で股関節を伸ばし、膝を軽く曲げた姿勢で安静にするなど、患部が伸展しない工夫が重要です。
再発予防の鍵!「エキセントリック・トレーニング」
肉離れは非常に再発しやすいケガです。
痛みがなくなった=完全に治った、ではありません。
再発を防ぐためには、
筋肉が伸ばされながら力を発揮する「エキセントリック・トレーニング(遠心性収縮)」が非常に有効であることがわかっています。
さらに、以下の要素も総合的に改善していく必要があります。
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患部だけでなく、股関節や足首の柔軟性向上
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走る姿勢を安定させる体幹の筋力強化
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負担の少ないランニングフォームの獲得
怖い合併症「骨化性筋炎」に注意
肉離れを起こした後、「不適切な安静」等を行うと、筋肉の中に骨のような硬い組織ができてしまう「骨化性筋炎」を発症することがあります。
これを発症してしまうと、スポーツ復帰までに半年から1年もかかってしまうことがあり、注意が必要です[cite: 1]。
痛みを感じたら、すぐに当院へご相談を!
肉離れは、適切な初期対応と計画的なリハビリテーションを行えば、後遺症なく元のパフォーマンスに戻ることができるケガです。しかし、焦りは禁物です。
「もしかして肉離れかも?」「なかなか痛みが引かない」「復帰に向けて不安がある」という方は、ぜひ一度、ほての接骨院にご相談ください。専門的な知識で、あなたの競技復帰を全力でサポートします!












